海外で生活する中で、文化の違いをよく感じるがその中の1つとして言葉の違いです。それは当たり前のことなのですが、言葉の作り方や使い方などを考えてみると国民性などが見えてきて面白かったりする。以前、英語はジェスチャーを含めての言語だと言われたことがある。そして外人はオーバーリアクションとかリアクションが大きいというイメージがある。こっちで生活して感じたことはそれらは、言葉が生み出した国民性なのではないかということです。
英語はすごくシンプルな気がします。1つの言葉にあらゆる意味が込められていて、様々な場面で使われる言葉が多く存在します。僕も含め、日本人で混乱してしまう人は多いのではないでしょうか。あらゆる意味が混在する中で相手により細かく伝えるため、リアクションだったり、表情や言い方で表現しているのだと思います。それが国民性だったりイメージとして定着したかなと思いました。
英語を勉強する際、意味を調べると、違う場面なのに何回も登場する言葉がたくさんあります。英語を勉強するにあたって、ニュアンスや感覚知るということが1番いいのかもしれません。
しかし、英語と逆で日本語は複雑です。複雑にしている1番の要因は言葉の数です。1つの意味を表すのにたくさんの言葉があります。言葉というか言い方なのかもしれません。若い人が言葉を作り、メディアが言葉を作り、お笑い芸人が言葉を作り、同じ意味でもたくさんの言葉が混在しています。さらにそれぞれ使う言葉が使う人と感情や性格などによってまた少し変化したりします。外国人に言葉を教えるとき、普段使ってない言葉を教えている自分がよくいます。
ここから題名の中身に入っていくのですが、Thank youとYou're welcome の意味はありがとう、どういたしましてです。これは多くの方が知っていることだと思います。上記にもあるように英語はとてもシンプルだと思います。こっちで生活していて、この2つの言葉がとても便利で幅広いと思うことが多いです。Thank you は誰が使っても、言われた側で嫌になる人はいません。それが年下でも、後輩でも。日本の場合、Thank you の意味である ありがとうは友人だったり、距離が近い人に使うと思います。知らない方や目上に方には自然とありがとうございますと丁寧に言うはずです。でもどこか他人的で距離が遠く感じます。ちょっとした気づかいなのにどこか大げさで、やったことがすごく珍しいことのようにも感じてしまします。こっちでは上下関係があまりありません。なので日本である、上司や目上の方に向けた言葉や言葉遣いがほとんどないと思います。だからこそ普段の会話ですら、距離感が近く感じることが多いのかもしれません。
何気ないThank you と You’re welcome のやり取りが心を温かくし、小さなつながりを感じます。
How are you? 元気?
Have a good day! 良い1日を!
など日本ではあまり使わない言葉がこっちでは常に飛び交っています。
日本人だからこそ感じる温かみなのかもしれないです。