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執筆者の写真Akira Sugawara

笑顔


 この旅の中で大切だと思ったものの1つが笑顔です。言葉も通じない、土地も知らない。そんな環境だからこそ、何もかも1人でどうにかしようというのは無理です。僕はたくさんの方々の協力を得て、ここに立っていますし、これからも誰かにきっと助けてもらうのだと思います。1人でやってるつもりでも、誰かの助けを受けているはずです。

シンプルに道を聞くときなど、調べるより、人に聞いた方が早い時があります。そんなとき、日本で道を聞くときのように、「すいません、、今お時間ありますでしょうか、、」と聞きに行くと、むしろ不審に思われます。なんだこの人は、、と。むしろ「こんにちは!ここの行き先を教えてください!」と言った方が良いです。このとき違うのが、言い方もそうですが、表情です。前者の方は、困り顔だと思いますが、後者は笑顔です。相手が感じる僕の印象が違うと思います。

お互いどんな人か知らないからこそ、初めの笑顔がとても大切だと思います。

僕は観光の最中は、ホステルという格安宿に泊まります。1つの部屋に4つ~24つのベッドがあり、見知らぬ方々と同じ部屋で寝ます。そんな時、

笑顔で触れ合うかどうかでその後の過ごし方がまるっきり変わります。初めに笑顔で接して、お互いの不信感や緊張感を振り払った方が、その後の部屋の雰囲気が変わります。知らない土地での不安感などもなくなってしまいます。実際いくつものホステルに泊まりましたが、あいさつ出来たときと出来なかったときの雰囲気の差をすごく感じました。初めのあいさつがきっかけで、仲良くなり、お互いのことを話し合ったり、一緒にご飯を食べたり、お酒を飲みに行ったりしました。ホステルの人たちとテレビでサッカー観戦したこともありました。連絡先を交換して、いまだに連絡したりします。つながりができるというのも旅の醍醐味です。そのきっかけはただの笑顔だったりします。

 僕は基本ヘラヘラ笑っている感じなので、意識して笑顔になろうとしたことはないのですが、これまで、床屋や美容室に初めて入ったときや人と話すときなどうまく話が進んでいったのは、もしかしたらこのヘラヘラが少なからず影響しているかもしれません。笑顔を見て不快に思う人はそういないと思います。笑顔は人に伝染します。常にニコニコしている人の近くにいるだけで、気持ちが明るくなったりします。気持ちが明るくなると、自然と表情が和らぐと思います。もしかしたら、笑顔の前に自分の感情が相手に伝染しているのかもしれません。自分が楽しんだり、喜んだりすれば、同じくらい、他者を楽しませたり、喜ばせたりできるのかもしれませんね。


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