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執筆者の写真Akira Sugawara

慣れ


 今学ばせていただいてる床屋は隣街にあります。そこ街までバスだと15分、歩くと1時間15分、自転車で25分かかります。僕はなるべくお金を節約したいのとちょっとした運動のために自転車を選びました。バスとの価格で比べると2ヶ月で半額分節約出来ます。歩くのが1番の節約ですが、毎日2時間半歩くのはしんどいと、実際に歩いて感じたのでやめました。まさかイギリスで自転車を買うとは想像してませんでしたが、案外自転車も良いものですね。

初めの数日は片道25分計50分の自転車通勤も長いなと思っていました。自転車を降りた後も、足がプルプルしていました。ですが、数日後はいつの間にか目的地に着いてるし、疲れも感じなくなってました。慣れというものですね。人間の能力はすごいです。人間が長い期間生きながらえているのも、環境が変わってもその環境に順応してきたからでしょうか。

人間の慣れるという能力は、利用の仕方で人をより成長させることができると思います。

人間は辛いことにも楽なことにも慣れることが出来ます、初めは辛いと思っていても、それが続いて、体や脳が慣れると、その感覚が当たり前になり、辛く感じなくなっていきます。逆に楽な方も、いずれ慣れてしまい、楽だと感じていたものがそうでなくなっていきます。辛いと言っても、ただ辛いのではなく、あくまでいずれ自分のためになる辛さのことです。

選択肢の場面でいつもつい楽な方を選んでしまう人は、選択肢が来るたび、楽な方向へ進んでいってしまいます。辛い方を選んだ人も、そのうち辛いと思っていたことに慣れ、また新しい選択肢が出てきます。そのとき、また辛い方へ選択することが出来れば、どんどん自分の力をつけていくことが出来ます。

それは時間が経過すればするほど、その人たちの差が開いていってしまう気がします。

僕は結果的に慣れてしまうのであれば、辛い方に慣れたいです。そうすれば、自分を自然と成長させることにつながる気がします。楽な道を選んでも、最初は楽で良いかもしれませんが、だんだん楽に慣れてきて、その楽すら感じなくなってしまいます。そして新たな選択肢で、より楽な道を選んでしまった時は負の連鎖が起こってしまいます。

人間のこの能力は良い方にも悪い方にも転がってしまいます。どうせだったら、自分のためになる方に利用したいなって思います。

もし通勤の選択肢で“歩く“という選択をしていれば、今より節約出来て、より良いエクササイズを得ていたかもしれません。

結局は慣れるので選択する場面があれば、思い切って、辛い道を選ぶのも良いと思います。

これらはただ、“慣れ“というものを単純に考えたときの話です。

人それぞれ選択肢が来たときは、各々の考えがあります。

これはあくまで、僕の慣れに対しての考え方と選択の仕方です。


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