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執筆者の写真Akira Sugawara

ポジティブ思考


 昨日、一か月前に買った通勤用の自転車が盗まれてしまいました。あと一か月だけ盗まれるのを我慢してくれればよかったのですが、盗まれてしまったものは仕方ないです。これまで、イギリスに来てからの失敗は、バスに充電器を忘れてしまったことくらいだったのですが、今回で自転車盗難が堂々一位にランクインしました。次に勉強させていただくお店が隣町にあるので、これから通勤する距離は今までと変わらないです。バスで片道15分、自転車で25分、歩いて一時間ちょっとかかる距離です。僕は貧乏旅人なので、バス代が財布に響いてしまうことを考えて、迷わず“歩く“を選択します。前々回の記事にもあるように、人はどんなことにもいつかは慣れます。片道一時間ちょっとでも体はそのうち慣れてくれることでしょう。むしろ、

「これまで以上のエクササイズになるし、通勤時間の一日二時間半を英語の勉強時間にも出来るなー」

と、意外と落ち込むどころかむしろワクワクしています。もともとそこまでポジティブに物事を考えれる人ではなかったのですが、こっちに来てから思考が変わったのかもしれません。

ワンピースでも、ジンベイがルフィに明言を吐いていましたね。

「ないものはない。失ったものばかり考えるな。今お前に残っているものはなんじゃ!」

かっこいいですね。

自転車はもう手元にありません。盗人に

「こんちくしょう。ぜってー許さねえ!」

と思っても、自転車は返ってこないです。

むしろ少しポジティブに考えたほうが気が楽です。今回の件はむしろ自分にプラスになることが多い気がして、ラッキーとまでは言わないですが、これはこれで良かったと思っています。

そう簡単にポジティブに考えられるか!

と言われてしまうかもしれません。僕も日本にいるときは結構失敗を引っ張る方だったので、気持はわかります。自分がどうしてこのような考え方になったのかは自分でもわかりません。

 失敗してしまったことは仕方ないです。今では失敗してもいいと思ってます。その失敗から何かプラスにすればいいと思います。その失敗から何かを学び、これからの自分にプラスになるのであれば、その失敗はただの失敗ではなく、成長のための失敗になります。

 そう考えると失敗することが怖くなくなります。何もしないで、何も得られないより、何か失敗して、何か得て、成長する方がいいです。

特に、今は20代前半なので、失敗して許されることはたくさんあります。30代40代になると今より大きな責任を背負うことになると思います。そんな立場で失敗して取り返しのつかないことが起こるより、今のうちたくさん失敗しておいた方がいいです。

そう考えると、もっと大人になってから失敗しないように、今失敗しておくと考えることもできると思います。

 失敗を恐れないというのも、まず始めは、思考の変化からです。

むりやり思考を変えるというのは無理なことですが、

ポジティブに物事を考えることは、世界が広がる。ということは確かです。

自分の

思考が変わってくれたことはラッキーでした。


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