今日から通勤が自転車から歩きになり、今まで自転車で走っていた道を歩いて通いました。片道一時間半もあるのですが、その間思ったことは、
こういう道あったんだ。こういう花咲いてたんだ。意外とこの道悪いな。ここに椅子あったんだ。
などという発見です。一ヶ月自転車で毎日通っていたのに気づかなかったことが今日だけで、たくさん気づくことが出来ました。
歩くスピードだから気づけるもの、歩いてる高さで気づくもの。実際の足で感じて気づくもの。歩くことをしなかったら気づかず終わっていたものがたくさんあります。小さな発見が少し気持ちを明るくすることもあれば、今後の自分の何かきっかけになることもあると思います。何かに“気づく“ことの条件として、歩くことともう一つは、音楽を聞かないことです。音楽を聞いてしまうと、歌詞や物語を想像したり考えてしまうので、あまり周りの情報が入ってこないと思います、いくら歩いていても、音楽を聞いているだけで、気づけないことはたくさんあると思います。音楽なしでただ歩くということはなかなか現代の人はしていないと思います。得る情報は歩いている周りの環境だけにして、得るための器官をそれに集中させると、とてもおもしろいです。いままで考えなかったことを考えていたり、自分自身についても何か気づくかもしれません。そういうときに限って、新しい発想やひらめきが生まれたりします。
もともと歩くことが好きだったのですが、歩くという素晴らしさにもう一度気づくことが出来ました。
これまであらゆる地を観光してきましたが、街についてからの移動はほとんど歩きでした。移動が歩きなので、結果的に一日中歩いています。片道2時間くらいならば平気で歩きました。なぜ疲れるのに歩くかというと、歩くからこそ気づくことがたくさんあるからです。歩かないと気づかないもの。歩いたからこそ気づけたもの、たくさんあります。二日、三日の観光で歩き続けて、その街全体を把握したところもあります。バスや電車に乗るメリットは疲れないくらいです。歩くと時間がもったいないという感覚はあまりないです。むしろ、電車やバスに乗る方が損している気がします。全く知らない街であるならば、自分の足で歩いて、1つ1つのモノをゆっくり感じてみるのをお勧めします。特に海外は、建物のつくりやお店のデザインなどが日本と違うので、見るだけでも楽しいと思います。バスと電車に乗ってしまったら、細かなつくりやデザインまでゆっくり見ることは出来ないですね。有名な観光スポットだけ周るのではなく、その街のナチュラルな部分を見て回るとかなり面白いです。有名なところは観光地化しているので、外の人に向けたものになっています。そうではなく、そこに住んでる人に向けたところを見ることで、その街を理解することになる気がします。それを分かっているので、僕はひたすら歩きます。そういうことが出来るのも、体力がある若いうちかもしれません。
今回、通勤手段が変わったことにより、
歩く良さを思い出すことができて良かったです。