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執筆者の写真Akira Sugawara

自分にしかできないこと


 元サッカー日本代表の中田英寿さんという方がいます。中田さんはプロサッカー選手を引退後、二年間世界中を周りました。自分探しの旅をしたかったと言っていました。帰国後は、日本中を周り、見てきた日本の伝統を世界に広めたいと世界のあちこちで活動しています。中田さんは点と点を結べば、線になり、線と線をつなげれば形となると言っていました。そして自分はそのつなぐ役目をしたいとおっしゃっていました。

これまで中田さんがしてきたこと、これからすることは、中田さんだからできることです。誰一人全く同じことは出来ないと思います。中田さんの知名度、行動力、経済力、発想力などによって生み出されたものです。自分もそんなことしたいと思っても、絶対にできません。

しかし、中田さんにできなくて、僕にできることはあります。中田さんはハサミを持つことは出来ないはずです。僕がこれまで学んできた知識は持っていないはずです。僕がもっているつながりを中田さんは持っていないはずです。中田さんだからこそできることがあるならば、菅原晃だからこそできることだってあるはずです。自分がこれまで歩んできた人生と同じ人生を歩んでいる人、歩んだ人はいません。自分がこれまで経験してきたことから、発想が生まれ、言葉を発し、行動に移します。すべてはオリジナルです。それは人それぞれ持っているものだと思います。自分の今持っている環境は、他の人には真似できない自分だけのモノです。だったら自分にしかできないことは必ずあるはずです。中田さんは中田さんにしかできない、“人のためになること“をしています。僕も自分にしかできない、“人のためになること“をしようと思います。

世界中に、美容師はたくさんいます。美容室、理容室もたくさんあります。

でも海外で学んでいること、日本で学んだこと、秋田にある環境、自分のつながり、自分の性格、すべてひっくるめて自分にしかできないものをカタチしていきたいと思います。

みんな平等、周りに合わせるといった日本の風習は何かもったいない気がします。

人それぞれ、それぞれしかできないことをやれれば、世の中もっと面白くなるのに。と思ってしまいました。


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