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執筆者の写真Akira Sugawara

真実の目


海外に限って思うことではないですが、目は真実を語るというのは本当だと思います。よく、顔は笑ってるけど、目は笑ってない。なんて表現をされると思います。それは意味的には本当の心は笑ってないということですし、目の方が真実を語っているということになります。

 外国人は、本心はモノをはっきりというと前の記事でも書きましたが、もちろん外国人全員ではないですし、いちいち思ったたびに、それを口にするわけではないです。

でも上記のように顔は笑ってるけど、目は笑ってないというのは、日本ほどないと思います。嫌と思ったら顔のパーツすべてで嫌と表現します。なので、表情を見ればどう思っているか、何を考えているか大体はわかります。でもリアクションをしてないときでも、目を見たりすると、やっぱり目は何かを語っています。あくまで感情の部分ですが。

 日本人は特に思ったことを、口に出したり、表情に表さないので、表情で何を考えているか把握するのは難しいと思います。だから僕はずっと目を見てきました。目を見て相手の考えていることを予測してきました。美容室であれば、カットに不安を持っているお客様、美容室の雰囲気に緊張しているお客様、疲れているお客様。いろんな状況のお客様がいると思いますが、もし、そのお客様に不安ですか?大丈夫ですか?と聞いたとしても、日本人の場合、正直に答える人は少ないかと思います。とっさに、大丈夫ですと言ってしまう方が多いと思います。それで、相手が答えたことを鵜呑みにして、大丈夫なんだとこちら側が思ってしまうのは良くないと思います。相手が日本人である以上、口に出すことはほとんど本心じゃないからです。なんでも話し合える関係性を作っているのが一番いいと思いますが、そうではないお客様の方が多いと思います。そういう時はお客様の目を見れば大体わかります。目まで、意識してコントロールしている人はなかなかいないと思います。会話をしているときなど、クレバーな人はコントロールしてるかもしれませんが、自然体の状態では、ほとんどの方が真実は目に表れていると思います。

 僕はいつも第三者として見て、相手を理解することが多いです。

自分の仕事をしながらですと確認できていないことがほとんどです。そこは自分でもまだまだだなと思います。

 どうしても、自分の思いを言葉に出来ない人や優しい方で、常に相手に気を遣い、合わせる方もいます。そういう方にはこちら側からの気づきが必要です。

 そういう方の真実に少しでも気づいて、手を差し伸べることが出来るようになりたいと思います。


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