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執筆者の写真Akira Sugawara

ある家族と写真


 インスタグラムというソーシャルネットワークである家族のアカウントを見つけました。

ある日、画像一覧を何も考えず、スクロールしていたのですが、ある1枚の写真が自分の中で引っかかって、たまたま知ったアカウントです。

 ごく普通の家族の写真なのですが、心が自然と温かくなりました。写真からは幸せがにじみ出ていて、こっちにも伝わってきました。見ているだけで、幸せになれる写真でした。アカウントページから過去の写真を見てみましたが、どれも同じような感情を持たされました。別に加工に凝ってるわけでもなく、撮影テクニックが特別優れているとも感じないです。ただ毎回家族の日常を載せているだけです。家族はパパ・ママ・娘2人に双子の赤ちゃんの6人です。メンバーを聞くだけでも、楽しそうと思ってしまうかもしれません。

 僕がそれらの写真を見て思ってのは、映っている人全員が写真の中で、楽しんでいるということ。幸せを感じているということです。楽しさや幸せがにじみ出ていて、それが見ている人にも伝わるのではないでしょうか。

写真は自己満やエゴでしたり、メッセージ性があったりするものがほとんどです。

もちろんそれだけではなく、感情が表に出ている写真もたくさんあります。そこから感情が伝わってくることはあります。

でも幸せが伝わってくるのは、あまりないかもしれません。

その家族の写真には子供たちとパパがよく映っています。子供たちから楽しみと幸せが伝わってきます。パパからも楽しみと幸せが伝わってきます。

世の中には、子供の写真はたくさんありますし、大人と子供が一緒に写っている写真もたくさんあります。子供の写真の中で子供が楽しんでる写真は多いです。ですが、大人の都合で撮られたり、載せられているものが多いのも事実です。楽しんでる子供だけの写真や大人同士が楽しんでる写真はたくさんありますが、大人と子供が一緒に写っていて、同じテンション・感情で映ってる写真はあまりない気がします。

だからこそ、その家族の写真に引き寄せられたのかもしれません。

 写真の撮り方や載せ方を批判しているわけではないです。何を映そうが、何を載せようが、その人の自由です。僕も好きなものを撮って、好きなものを載せています。

 ただ言いたいことは、あの家族の写真は、写真の中の人たちが、本当に楽しんでいて、幸せであるということ。それを見た僕にその幸せが伝わってきたということ。そして僕もも幸せになったということです。

 幸せは人に伝わり、幸せにすることが出来るということです。

 美容師は他人に幸せを与えることが出来る職業です。

技術や空間でお客様を幸せにすることは大切です。

でもまず、自分が幸せであること、自分が楽しんでいることが大切なのかもしれません。

 いるだけで他人に楽しさや幸せを与える存在になりたいです。


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