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執筆者の写真Akira Sugawara

目標と成長


 この1年間本当に良い経験をしました。1人の人間として、美容師として、サッカー選手としても。  この経験は行った人しか分からなくて、でも行ったからといって全員感じるとは限らないものだというのが正直な思いです。 18歳で柏で美容師として働き初め、その時のオーナーから夢をもらいました。学生から社会人になって1ヶ月のガキが海外に興味を持って貯金して、2年半後に日本を出て、予想もつかないような出会いや経験をたくさんしました。実際に海外にいるときは感じませんでしたが、帰国して思い起こすと、よく行ってきたなと自分でも驚く時があります。

 18歳で決意して、2年半準備をした過去の自分を誇りに思います。他人のようによくやったと褒めたいくらいです。  海外の生活はすべてが新鮮ですべてが勉強で、毎日ワクワクしました。今日は何を知れるだろうか?どんな人と出会えるだろうか?と毎日が楽しみで仕方がありませんでした。  1年間充実してない1日は1つもありません。こんな早く感じる1年は今後ないのかもしれないです。ロンドンのヒースロー空港に着いた時の感覚、初めて師匠の床屋に入った時の感覚、細かな場面を全て鮮明に覚えています。  今後の自分を考えたとき、僕は別に有名になりたいわけでも、金持ちにもなりたいわけでもありません。 ただシンプルに、‪これから自分が関わる人が自分と関わったことで喜んでくれたり、楽しかったり、モチベーションが上がったり、勇気を持ったりしてくれたら良いなって思います。美容もサッカーもそのツールの1つに過ぎないと考えています。それらはただの自分の一部でしかなくて、それじゃなきゃダメだと固執することもないです。でも妥協する気もありません。やるからには上を目指しますし、意外とシンプルなことは難しいというのも自負しています。

 いずれ、知り合い全員の専属美容師になりたいです。美容に関しては、世界一なんかよりみんなそれぞれの1番になりたいです。もし世界一になったとして、その名誉が身のまわりの人たちのためにはならないならそれに全然魅力的に感じません。

 同業者の方々に称えられるより、一般の方からそれぞれ、あなたじゃなきゃダメとあなたにお願いしたい。と思われた方がずっと僕の喜びになると思います。

 僕の価値は相手が決めると思っています。 気に入らなければお金もいらないし、クレームもつけてほしいです。気に入ってもらえる能力がなかった僕の責任ですし、それがあることでもっとやらなくては。というモチベーションになります。それが自然と自分の成長につながると思っています。  海外でいろんなこと師匠達から教わりましたが、まだ能力に出来ていません。やり方は分かる。ある程度は出来る。でも感覚レベルで能力にしているとは言えません。

師匠達からも一人前とは認められてないと思っています。

海外に行ったから凄いんじゃなく、海外に行くことは受験勉強のために参考書を買っただけと同じのような感じです。参考書をこなして、勉強して、テストで合格して初めて参考書の意味があったって言えるのではないでしょうか。

海外から帰ってきてからが大切で、自分自身も”これから”だと思っています。

人生死ぬまで学んでいたいです。‬ じじいになってもメモ帳と鉛筆を持ってたいです。 現場に立っていたいです。


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